美容室で白髪染めをしていたけれど、ついに家デビューすることになった。
市販の白髪染め用品を使うけれど、説明書を読んでも「コツ」が分からない。
そんな方に、元美容師の私が「始めて白髪染めをするときに気を付けるべき5つのポイント」を伝授していこうと思います!
白髪染め時に気を付けるべき5つのポイント
- 白髪が特に多い場所はたっぷり薬剤を付けるべし
- よく見える場所「フェイスライン・頭頂部」はより気を付けて塗るべし
- まんべんなく塗れるよう、クシやブラシでよく梳かすべし
- 塗布後はしっかりとラップをするべし
- 髪が太い人は置き時間を長めにするべし
下記からは、1つ1つの詳細を書いていこうと思います。
読むのが面倒くさい人は、上記を「理由は知らないけどキッチリ守ろう!」という気持ちで白髪染めに挑みましょう!
せっかく染めるんですから、綺麗に染まったほうが嬉しいですもんね(*’ω’*)
①白髪が特に多い場所はたっぷり薬剤を付けるべし
人によって白髪の生え方・量は様々ですが、30~40代の人だと「○○部位は白髪が多いけど、後はそんなに生えてない」というケースも多いです。
そういった白髪の生え方をしているなら、必要箇所にたっぷり薬剤を付けましょう。
例えば、白髪が頭髪全体にちらほら生えている場合は、均一に塗ることを心がけます。
でないと、前のほうは染まったけど後ろはあんまり・・・という仕上がりになってしまうからです。
でも、白髪が「顔回り(フェイスライン)・耳上」などにかたまって生えていて、ほかの部位は殆ど生えていないなら、白髪部分を重点的に塗ったほうがいいですよね。
黒髪部分に薬剤がたんまりついていて、染まって欲しい白髪部分は少しだけ・・・なんてのは本末転倒です。
全体にしっかり塗ることはもちろんですが、「ここはしっかり染まって欲しい!!」という部分は「2度付け」することをお勧めします。
まとめ:特に白髪が多い部分にたっぷり薬剤をつけて、必要があれば2度付けも行う。
②よく見える場所「フェイスライン・頭頂部」は気を付けて塗るべし
ほとんどの方で白髪が多く生えている部分として「フェイスライン(顔回り)」があります。
そして、フェイスラインは「塗り漏れ」しやすく、また染まりにくい部分でもあるのです。
顔に薬剤がついてしまうと中々取れないので、しっかりとカラー剤を塗れていない方が多いんですよね。
でも、人からよく見える部分なので、カラー中は「フェイスラインは絶対染めてやる・・・!」ぐらいの気持ちを持っておきましょう。
つい塗り忘れがちになるので、大げさなぐらい塗っちゃってもいいかなと思います。
また、女性は男性よりも背が低いことが殆どなので、必然的に「頭頂部(頭のてっぺん)」に白髪が残っていると目立ちます。
唯一上から毛がかぶさらない場所でもありますし、背の高い方から見ると丸見え状態なのです。
頭頂部は体温の影響で「染まりやすい部位」ですが、ここが綺麗に染まっていないと「白髪染めをした意味がない」ですから、注意しましょう。
まとめ:フェイスラインは塗り忘れやすく、頭頂部は白髪が丸見え。どちらも注意して塗る。
(顔回りにカラー剤がつくのを避けるため、塗る前に「油分のあるクリーム(ハンドクリームとか)」を皮膚の際に塗っておきましょう)
③まんべんなく塗れるよう、クシやブラシでよく梳かすべし
美容師が店でカラー施術をするときは、薬剤塗布後によくハケで梳かします。
カラー剤を塗った髪を梳かすことで、1箇所に溜まった薬剤を取り除いたり、薬剤がついていない部分を極力なくせるからです。
ムラなく綺麗に染めるためには、均等に薬剤が塗ってあることが重要なんですね。(ただしフェイスラインや分け目には塗った後にもう1度塗る)
家で白髪染めをする際も、同じようにブラシで梳かしましょう。
全体に薬剤を塗布できたら、その後にブラシを立てて梳かすようにします。
ブラシを寝かせてしまうと「必要以上に薬剤を取ってしまう」ので、立てることがコツです。
ブラシについてきた余った薬剤は、白髪が目立つ部分に塗っておいたらいいかと思います。
まとめ:塗りムラをなくすために塗布後にブラシを立てて梳かす。
④塗布後はしっかりとラップをするべし
白髪染めの放置時間には、ラップを頭に巻いて「保温」しましょう。
薬剤を塗り終えたら、すかさず適当なラップを巻いた後に、ふわっとかけるんじゃなくて「ビチッ」となるようにキッチリ空気を抜く感じです。
そうすることで、頭皮の熱が髪を温めてくれて、より綺麗に染まるようになります。
また、髪の毛に色が入るには「温度」が重要になるので、寒い部屋よりも暖かい部屋が望ましいです。
まとめ:塗り終わったらラップを巻いて保温する。ふんわり被せるのではなくてキッチリと空気を抜く感じに。
⑤髪が太い人は置き時間を長めにするべし
どれだけ白髪染め剤が優れていても、放置時間が短いと染まりません。
商品によっては「置き時間が長くなると暗くなりすぎる」ものもありますが、基本的には長めに時間を置くようにしましょう。
たとえば、商品に「15~20分放置する。」と書いてあるなら、30分程度置いてみるという感じです。
髪質やカラー剤によって染まりやすさに違いがありますが、5~10分程度は長く置いてもなんら問題はないですね。
ただし、薬剤を塗ってから10分置きぐらいに「白髪についた薬を取って染まり具合をチェックする」ことは必須です。
しっかり染まっていたらその時点で流せばいいですし、染まっていなかったらもうちょっと置いてみる・・・という感じで行いましょう。
(痛みやかゆみが強い場合は、すぐ流しましょう)
まとめ:放置時間を長くすればより染まりやすい。ただし染まり具合をチェックすることは必須。(染まり過ぎることを防ぐ)
ちゃんと要点を抑えれば、家でも綺麗に白髪染めできる
美容室で白髪染めをするのが一番綺麗に染まりますが、自宅でも白髪染めは可能です。
ちょっとの工夫を入れることで、何も考えずに染めるよりもだいぶ綺麗な仕上がりになりますからね!
ただ、それでもドラッグストアなどの市販の薬剤を使うと「髪にダメージがあって痛みの原因になる」ことは避けられません。
通常の白髪染めカラー剤は「2剤式」であり、髪にダメージを与えないで染めることが不可能だからです。
ちなみに、私は自宅で白髪染めを定期的に行っていますが、髪はまったく痛んでいません。
それは、「白髪染めトリートメント」を使っているからです。
白髪のみを染めるもので、黒髪を明るくする成分は全く入っていません。
また、美容トリートメントの効果が配合されているので、「白髪は染まるし、髪にツヤコシが出る」という、良いとこどりの商品です。
髪の毛に元気がなくなってきた、若い頃のようにツヤのある髪質に戻りたい・・・という方は、一度利用してみてもいいと思います。
詳しくは、
白髪染めトリートメント
に記載してあります。(私のホームページです)